FC2ブログ
吉澤武彦のメールニュース「Muzinzo」です。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

宝物

━━━━━━━━━━ Muzinzo vol.73 ━━━━━━━━━━
         宝物  ◆吉澤武彦◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

昨日石巻から飛行機で実家に帰ってきました。

私は節約のため移動は大抵高速バスを使用するのですが、
飛行機を使ったのは今まで2回。

1回目は、昨年の11月、お婆さんの100歳の誕生日に駆けつけるため。
2回目の今回はそのお婆さんのお通夜に駆けつけるためでした。

一昨日、お婆さんはいつもと同じようにデイサービスに行き、
アイスクリームを食べ、23時ごろいつものように眠り、
そのまま目覚めませんでした。

老衰です。

お通夜に駆け付けた時、本当にきれいな顔で眠り続けている
お婆さんがそこにいました。

お婆さんとのお別れはやはり寂しいのですが、語弊があるかもしれ
ませんが、なんか清々しい気持ちで「いってらっしゃい!」って
思える自分がいます。

そう思えるには理由があります。
これ以上ないという位、安らかで綺麗な去り方をされたから。
そして、もう一つ。
100歳の記念にお婆さんのインタビューを行えていたからです。

昨年、私の34歳の誕生日の日にお婆さんの人生について親父と
一緒にインタビューを行い、作成したCDをお婆さんの100歳の
誕生日の日にプレゼントしたのです。

PB270724.jpg
(ケーキの横のケースが作成したCDです)

PB270721.jpg



****   ****    ****    


*「お婆さんの話を聞きたくて来ました。」


(ベッドで寝たままのお婆さん)「え?」


*「お婆さんはどこで生まれたの?」

「え?」

親父「武彦、もっと耳元でしゃべらなあかん」

(少し声を張り上げて)

*「お婆さんは、どこで生まれたの?」

「飾西(しきさい)や」

*「いつ生まれたの?」

「大正元年!」

そんな感じでインタビューが始まります。

インタビューは80分にもわたり、それを通して僕はお婆さんのことを
何も知らなかったことに気づきました。。

お婆さんの旧姓は「森」だということ
お婆さんは7人兄弟の長女だということ
お婆さんのお父さん(曾お爺さん)は役所に勤めていたこと
家族でブラジルに移民しようとしていたこと
7年間雑貨屋で裁縫の修行をして94歳まで裁縫をやっていたこと

裕福な家庭に生まれながらも、戦争や高度経済成長の激動の時代を
真面目に謙虚に働き尽くして生きてきたお婆さんの人生をそのインタビュー
の中で垣間見ました。

お婆さんは、最初質問しても答えが、どこかおぼつかない感じでしたが、
質問していくにしたがって、次第に身を乗り出して起き上がり
後半では歌まで歌ってくれたのです。
耳の方も最初は聞こえ辛そうな感じでしたが、後半は全く大丈夫に
なっていました。
回想法という心理療法等もありますが、後半、お婆さんが冴えてくるのが
はっきりわかりました。
お年寄りの方は、思い出の世界に入った時、頭も心も若返ると私は知りました。


****   ****    ****   


このインタビューのきっかけをくれたのは、やはり山田バウさんでした。
昨年夏、「自分史を書き残す文化を作らないか?」と持ちかけくれたのです。

それを受けて、試しにやってみようと最初にインタビューしたのが私の
お婆さんだったのです。

私にとって、そのインタビューから始まったそのプロジェクトはその後、
キヨ(清野和彦君)と一緒に、福島県南相馬市の小高地区に昨年末ごろから
毎月2回通い、その地域のお寺である同慶寺の田中徳雲住職を中心に
その檀家さん方に自分史を書いてもらいながら現在進めています。

一部の学者や権力者やメディアが残す歴史ではなく
個人の自分史の数々から垣間見る『誠実な歴史』を後世に残していく

自分の人生の集大成として、
後世のために残す最後の仕事として
ある程度年齢が達した時に、誰もが当たり前に取り組み始めるような

自分史を書き残す文化を作るプロジェクト『3月10日』制作室を
推進しております。

原発事故で土地を失われた福島県の人達が、後世に残したいことを
形にする事からこの取り組みを始めています。

【『3月10日』制作室】
http://20110310.seesaa.net/

このプロジェクトには、テープお越しするための人手も必要ですし
軌道に乗るまで活動していくための活動費も必要になります。

ぜひ、プロジェクトへの参画よろしくお願いします。


****   ****    ****  
 

お婆さんのインタビューを聞きながら今、この原稿を書いているのですが
これは私にとって何にも代えがたい『宝物』になったと強く実感
しています。
私だけでなく、家族や親戚、私の息子や孫ができた時には、彼ら後世の子孫
たちにとっても。

さて、今日は次のことを声を大にして伝えるために書きました。

(ちゃんと聞いてくださいね!)

(準備はいいですか~)

(いきますよ~)

後世のために

立派なお墓よりも

沢山の物やお金よりも



       『自分史を残しましょう!』



────────────────────────────
 編集後記
────────────────────────────
山田バウさんが始めたOPEN JAPANは神戸元気村出身の木村とーるさん
と吉村誠司さんに引き継がれ、2013年3月11日から私が引き継ぐ
事になりました。

OPEN JAPANの意味をバウさんに聞いたことがあります。

『日本の扉は開いていない。動く事でその扉は開く』

目いっぱいのスケール感を心に秘めて、縁の下から淡々と動いて
いきたいと思います。

OPEN JAPANの活動は以下の報告書をご覧ください。
http://openjapan.net/wp-admin/images/openjapan_houkoku2012_1.pdf

この2年間、ずっと石巻に貼りついて活動してきました。
これからはできる限り外に出て、きちんと伝えるという事を
行いたいと思っております。日本全国どこへでも行くつもりで
おりますので、ぜひ声をかけていただければと思います。

そんな中、21日に親友のジョーが渋谷でOPEN JAPANの報告会を
主催してくれました。

もしよかったらご参加ください。
語りましょう。
そして、動きましょう!

OJ Cafe(OPEN JAPAN Cafe) @ 渋谷
21日 20:00~@SUNDALAND CAFE(東京・JR渋谷駅より徒歩10分)
詳しくは↓
http://www.facebook.com/events/132293446965425/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇Muzinzoの登録・停止◆

登録:件名に「Muzinzo購読希望」と明記し、お名前・配信を希
望するアドレスを記載の上takehiko@gaea.ocn.ne.jpまでご連絡
ください。

停止:件名に「Muzinzo配信停止希望」と明記し、お名前・配信
を希望するアドレスを記載の上takehiko@gaea.ocn.ne.jpまでご
連絡ください。

────────────────────────────

◆◇◆Muzinzo発行◇◆◇

吉澤武彦 Takehiko Yoshizawa
TEL:070-5654-1538
E-mail:takehiko@gaea.ocn.ne.jp
twitter:takehiko_y
facebook:http://facebook.com/takehiko.yoshizawa

バックナンバーは下記で確認できます。
http://muzinzo.blog47.fc2.com/
★このメールニュースは転送、転載大歓迎です。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
【Font & Icon】
管理者にだけ表示を許可する
メールフォーム
購読希望の方は、件名「Muzinzo購読希望」でお送りください。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

吉澤武彦

Author:吉澤武彦
日常全てが夢である

360°の方向性と
無限大の可能性を心と体全体に感じながら

自由に

大きく

繊細に

大胆に

この地球というキャンパスに

おもいっきり表現していきます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
アクセス数
twitter
音声です。
FMわいわいで2010年3月1日に放送された内容です。キャンドルナイトワンピースとTENSEIブーメランの事について紹介しました。
気軽にやってみてください!
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。